日記、読書、映画。
機械之心
『悠久の美――中国国家博物館名品展』
2007年 01月 07日 (日) 22:05 | 編集
東京国立博物館へ行く。
正月らしく本館前と本館の正面階段の踊り場に大きな生花が飾られている。階段の花材は松竹梅と椿で、ずっと飾ってあるからか椿の蕾が開きかけている……と思ってよく見たら造花だった。そう言えば梅の香りもしない。梅も、枝は梅のようだが花は造花だった。すごく良くできていて、生花と造花がCG合成のように混ざり合っていた。大きな空間に長い時間飾るとなると、生花では限界があるのだろう。その日の客を迎えるために、取り合わせを考えて床の間に花を生けるのとはベクトルが違ってくるのも仕方がない。
平成館で開催中の特別展『悠久の美――中国国家博物館名品展』を見る。数は少ないが名品ばかりに見えた。
古代の青銅器を覆う執拗な雷紋を見ていて気持ちが悪くなったことがあるが、今日は鋳造技術の高さに感心し、雷紋を求める心を想像する余裕があった。
装飾が施された貯貝(ちょばい)器(貝をしまっておく容器。金庫か?)が面白かった。リアルな水牛(複数)で飾られているのも見事だったが、わけても蓋に祭祀の様子を細々と表したものが素晴らしかった。中央に屋根付きの小屋があり、その周囲に大勢の人、解体される牛、見世物の繋がれた虎、生け贄なのか磔にされた人物などが配されていてジオラマのようだった。
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