2007年
03月
23日
(金)
00:01 |
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馬場康雄監督の『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』を観る。
借金のあるキャバクラ嬢の真弓(広末涼子)は母親の田中真理子(薬師丸ひろ子)を亡くしたばかりだが、葬儀会場に現れた借金取りの田島(劇団ひとり)が香典を持って行ってしまう。財務省官僚の下川路功(阿部寛)が真弓の前に現れ、君の母親はバブル景気の崩壊を食い止めようとして一九九〇年に行き行方不明だと言われ、真弓は母親を捜し、バブル崩壊を食い止めるためドラム式洗濯機そっくりのタイムマシンで十七年前へ向かう。
過去を変えると未来も変わり、下手な真似(例えば親殺し)をすると自分が存在しなくなるため、タイムトラベラーは歴史に介入してはいけない。それが鉄則だと信じていた。なのに本作の登場人物達は過去を日本国民のためという理由で変えようとして、その影響は良いことだけだと信じて疑わない。過去が変われば未来も変わり、二〇〇七年に戻ってきた真弓と真理子が存在しなくなるということに思い至ることはなかったようだ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス監督、一九八五年作品)を意識しているようだったので、あれも過去を変えてハッピーな未来が来たから、こっちもそうして構わないと思ったようだ。しかしあれは若き日の父と母が結ばれないかもという存在の危機に瀕した息子が悪戦苦闘し、結果として両親は結ばれたおかげで過去は変わらず、オマケでハッピーな未来が新車と共にやってきたのだ。過去は変わっていないし、未来も主人公を消すほど変わっていない。つまり歴史の許容範囲内の変化しかなかったのだ。考え違いも甚だしい。過去を変えようと未来からやって来るのは『ターミネーター』(ジェームズ・キャメロン監督)で、あれは悪いやつだったではないか。下川路は『スポーツ年鑑』を手にしたビフ(『バック・トウ・ザ・フューチャー』に出てくる、堆肥をかぶる高校生)そのもの。つまり悪役。そこまで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をなぞらなくても良かろう。
広末涼子の経産婦とは思えないヘソ周りを堪能させてもらったし、いい気になっている若き日の下川路や田島が景気が良さそうで良かった。一九九〇年の、夜になってから保育園に娘を迎えに行く薬師丸ひろ子も健気で可愛いかった。吹石一恵は眉毛が太くてもチャーミングだった。役者はみんな好演していた。
借金のあるキャバクラ嬢の真弓(広末涼子)は母親の田中真理子(薬師丸ひろ子)を亡くしたばかりだが、葬儀会場に現れた借金取りの田島(劇団ひとり)が香典を持って行ってしまう。財務省官僚の下川路功(阿部寛)が真弓の前に現れ、君の母親はバブル景気の崩壊を食い止めようとして一九九〇年に行き行方不明だと言われ、真弓は母親を捜し、バブル崩壊を食い止めるためドラム式洗濯機そっくりのタイムマシンで十七年前へ向かう。
過去を変えると未来も変わり、下手な真似(例えば親殺し)をすると自分が存在しなくなるため、タイムトラベラーは歴史に介入してはいけない。それが鉄則だと信じていた。なのに本作の登場人物達は過去を日本国民のためという理由で変えようとして、その影響は良いことだけだと信じて疑わない。過去が変われば未来も変わり、二〇〇七年に戻ってきた真弓と真理子が存在しなくなるということに思い至ることはなかったようだ。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(ロバート・ゼメキス監督、一九八五年作品)を意識しているようだったので、あれも過去を変えてハッピーな未来が来たから、こっちもそうして構わないと思ったようだ。しかしあれは若き日の父と母が結ばれないかもという存在の危機に瀕した息子が悪戦苦闘し、結果として両親は結ばれたおかげで過去は変わらず、オマケでハッピーな未来が新車と共にやってきたのだ。過去は変わっていないし、未来も主人公を消すほど変わっていない。つまり歴史の許容範囲内の変化しかなかったのだ。考え違いも甚だしい。過去を変えようと未来からやって来るのは『ターミネーター』(ジェームズ・キャメロン監督)で、あれは悪いやつだったではないか。下川路は『スポーツ年鑑』を手にしたビフ(『バック・トウ・ザ・フューチャー』に出てくる、堆肥をかぶる高校生)そのもの。つまり悪役。そこまで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』をなぞらなくても良かろう。
広末涼子の経産婦とは思えないヘソ周りを堪能させてもらったし、いい気になっている若き日の下川路や田島が景気が良さそうで良かった。一九九〇年の、夜になってから保育園に娘を迎えに行く薬師丸ひろ子も健気で可愛いかった。吹石一恵は眉毛が太くてもチャーミングだった。役者はみんな好演していた。
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