2008年
02月
07日
(木)
00:01 |
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ターミナル駅の近くの、繁華な場所で人目につくが、少しだけ引っ込んだ場所にある自販機で缶コーヒーを買ったら、缶に噛み捨てられたガムと煙草の灰がついてきた。不愉快になったが、吸い殻かガムだけだったら、もう少し怒りは小さかったかもしれない。繁華だけれど人の流れから取り残された場所で、小さな迷惑は発揮されやすいのを忘れていた。
近くの、同じように少しだけ窪んだ場所で誰かを待っていた大荷物の若い母親とその娘に、六十がらみの男が「可愛いねえ、可愛いねえ、こんな可愛い子は見たことがないよ」と言いながら近寄っているのを見たばかりだった。二歳くらいのその子が怯えて無表情で固まり、母親は、子ども好きを装った年寄りにどう対処したらいいかわからず、動くことも出来ないので笑って見守っていた。子どもに慣れた大人だったら、大声を出して詰め寄ったりしない。あれは無力な存在を自分の好きにしたいという欲だけだ。ト気がついたのは、通り過ぎてしばらくしてからだった。
近くの、同じように少しだけ窪んだ場所で誰かを待っていた大荷物の若い母親とその娘に、六十がらみの男が「可愛いねえ、可愛いねえ、こんな可愛い子は見たことがないよ」と言いながら近寄っているのを見たばかりだった。二歳くらいのその子が怯えて無表情で固まり、母親は、子ども好きを装った年寄りにどう対処したらいいかわからず、動くことも出来ないので笑って見守っていた。子どもに慣れた大人だったら、大声を出して詰め寄ったりしない。あれは無力な存在を自分の好きにしたいという欲だけだ。ト気がついたのは、通り過ぎてしばらくしてからだった。
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