2008年
01月
07日
(月)
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似鳥鶏の『理由(わけ)あって冬に出る』(創元社推理文庫)を読む。
市立高校の芸術棟に幽霊が出るという噂が囁かれていた。幽霊は六月から行方不明の立花さんで、立花さんは壁男に殺されたのだという噂だった。僕(葉山くん)と文芸部長の伊神さんは幽霊の正体を推理する。
楽しく読めたが、何とはなしに物足りなかった。ライトノベルっぽいが、ラノベとしてもミステリとしてもどっちつかずな感じ。幽霊の正体探しに際してサンドイッチを作ってきて、「紙袋を持ったまま、高さ一・八メートルの門扉をワンステップで乗り越え」ることができる高島先輩の、用意周到さと驚異の運動神経がなんの伏線になっていないこととか、立花先輩の決着の付け方とか。膨らむ方向に膨らまなかったことが予想外の驚きをもたらさず、期待外れ。物足りないが、好きな雰囲気だった。
伊神さんは、自称が「僕」なのだが漠然と女子だと思った。なので、地の文で「彼」とか「男」とか出てこないかと注意して読んでいたが、そういう表現は一度もなかったはず。あとがきで「ひひひ。きっと読んだやつはここで騙されるぞ」という作者の愉しみについて書かれた文章を読んで、やっぱりそうかと思い、表紙のイラストを見たら、制服を着た男女二人。男の方が語り手の僕こと葉山くんだとするともう一人は伊神さんで、だったら女子なのであろう。本文では触れられていないが女装男子かもしれないが。
実は読み終わるまで『理由あって冬に旅に出る』だと思いこんでいて、好いタイトルだと思っていた。
劇団ひとりの『陰日向に咲く』も、最近まで『日陰に咲く花』だと思っていた。
市立高校の芸術棟に幽霊が出るという噂が囁かれていた。幽霊は六月から行方不明の立花さんで、立花さんは壁男に殺されたのだという噂だった。僕(葉山くん)と文芸部長の伊神さんは幽霊の正体を推理する。
楽しく読めたが、何とはなしに物足りなかった。ライトノベルっぽいが、ラノベとしてもミステリとしてもどっちつかずな感じ。幽霊の正体探しに際してサンドイッチを作ってきて、「紙袋を持ったまま、高さ一・八メートルの門扉をワンステップで乗り越え」ることができる高島先輩の、用意周到さと驚異の運動神経がなんの伏線になっていないこととか、立花先輩の決着の付け方とか。膨らむ方向に膨らまなかったことが予想外の驚きをもたらさず、期待外れ。物足りないが、好きな雰囲気だった。
伊神さんは、自称が「僕」なのだが漠然と女子だと思った。なので、地の文で「彼」とか「男」とか出てこないかと注意して読んでいたが、そういう表現は一度もなかったはず。あとがきで「ひひひ。きっと読んだやつはここで騙されるぞ」という作者の愉しみについて書かれた文章を読んで、やっぱりそうかと思い、表紙のイラストを見たら、制服を着た男女二人。男の方が語り手の僕こと葉山くんだとするともう一人は伊神さんで、だったら女子なのであろう。本文では触れられていないが女装男子かもしれないが。
実は読み終わるまで『理由あって冬に旅に出る』だと思いこんでいて、好いタイトルだと思っていた。
劇団ひとりの『陰日向に咲く』も、最近まで『日陰に咲く花』だと思っていた。
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