日記、読書、映画。
機械之心
臭豆腐
2007年 11月 16日 (金) 07:01 | 編集
勝見洋一の『匂い立つ美味』(光文社文庫)を読む。
まさに匂い立つような一冊。食べ物は匂い、料理は時間を濃縮するものだと実感。たとえそれが魚を酢でしめただけでも、その魚が成長するまで海の中で過ごした時間を無視は出来ない。
匂いといえば記憶と分かちがたいが、例えば香菜の臭いとイヤな女、少年の頃に出会った美しい女とラーメンの臭いというふうに記憶と匂いがセットになって語られていて、匂いの個人史だと思った。
本書で取り上げられている臭豆腐を食べたことはないが、揚げたときの臭いは知っている。台湾で、どぶの臭いがするので、生ゴミが暑さで腐敗しているのだなと感じることが多々あったが、あるとき、そういう所には揚げた臭豆腐の屋台があることに気が付いたのだった。
臭いに怖じけて今までは避けていたが次の機会に食べてみよう。勝見は揚げたものは本来の臭豆腐の姿ではないだろうと書いているが。
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