日記、読書、映画。
機械之心
地蔵菩薩
2007年 10月 28日 (日) 12:01 | 編集
オリバー・ヒルシュビーゲル監督の『インベージョン』を観る。原作はジャック・フィニィの『盗まれた町』
アメリカでスペースシャトルが墜落する。精神科医キャロル(ニコール・キッドマン)は、患者から「夫がいつもと違う、別人のよう」と相談を受けたり、別れた夫が突然息子に会いたがったのを不審に思っているうちに、周囲の人間が感情のない別人になっていることに気付く。
表情がないのと感情がないのは違うのに、同じことになっていた。無表情でも、何か目的があって、それを達成したいという欲望もあるようだったが、それは矛盾ではないのか。また、感情がなく執着もなくなった人間が増えたため、戦争や紛争がどんどん解決していって世界に平和が訪れて何が悪いのだ、そんなに「自由意志」が大事なのか、ともやもやしながら観た。自分というものの喪失、アイデンティティ・クライシスの恐怖を描かなければ、怖くも面白くもない。
感情がないニコール・キッドマンつながりで『ステップフォード・ワイフ』(フランク・オズ監督)を一瞬思い出した。
キャロルの診療所に、インテリアとして(たぶん)かなり大きなお地蔵さんが置かれていて、目が釘付けになった。
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