2007年
01月
25日
(木)
10:39 |
編集
ソフィア・コッポラ監督の『マリー・アントワネット』を観る。
オーストリアからフランス王太子の元へ芳紀十四歳のマリー・アントワネット(キルスティン・ダンスト)が輿入れする。夫のルイ・オーギュストは錠前作りと狩猟に夢中で、年若い花嫁の肉体に興味を示さない。周囲からは不妊症だ不感症だと囁かれ、故国の母親からも早く世継ぎをもうけて地位を安定させよと矢の催促が飛んで来て、マリー・アントワネットは浪費と遊興にうつつを抜かす。
音楽はポップで、衣装は豪華、浪費の象徴としての菓子や靴はパステルで、次々と現れる。キキに興味があるから観たが、ヨーロッパの時代劇が好きでわけてもフランスに興味がある人には楽しめるだろう。キキはといえば可愛らしくもあどけない十四歳を演じていた。裸になった時の薄い肉体(脊柱が数えられそう)が少女めいていた。
念願の第一子を得たマリー・アントワネットは、小さな館と田園風の広大な庭の中で農家風(あくまでも”風”であって、朝から晩まで爪の間に泥が入るほど農業をするわけではない)の暮らしを楽しむ。作り物めいてはいても幸せそうであった。
フェルゼン伯爵に王妃マリー・アントワネットは恋をするのだが、フェルゼンを演じたジェイミー・ドーナンの大きな黒目に、”女は自分を好きにならずにいられない”という甘えと傲慢が覗いていた。黒目の男。
日本では池田理代子の『ベルサイユのバラ』が人口に膾炙しているから、多くの人は観ても置いてけぼりにされることはないに違いない。フェルゼンは実在の人物でオスカルは架空の人物とわかっていても、オスカルはどうした! 男装の麗人は出ないのかと物足りなく感じてしまったが。
本編には関係ないが、余興で皿回しの東洋人の一団(顔を白塗りにした女性)が出てきた。不自然ではないが、やったのがソフィア・コッポラだと思うと、またエキゾチズムを演出するためだけに東洋人を出したな、背景や彩りに使って満足したかと興醒めするのだった。
オーストリアからフランス王太子の元へ芳紀十四歳のマリー・アントワネット(キルスティン・ダンスト)が輿入れする。夫のルイ・オーギュストは錠前作りと狩猟に夢中で、年若い花嫁の肉体に興味を示さない。周囲からは不妊症だ不感症だと囁かれ、故国の母親からも早く世継ぎをもうけて地位を安定させよと矢の催促が飛んで来て、マリー・アントワネットは浪費と遊興にうつつを抜かす。
音楽はポップで、衣装は豪華、浪費の象徴としての菓子や靴はパステルで、次々と現れる。キキに興味があるから観たが、ヨーロッパの時代劇が好きでわけてもフランスに興味がある人には楽しめるだろう。キキはといえば可愛らしくもあどけない十四歳を演じていた。裸になった時の薄い肉体(脊柱が数えられそう)が少女めいていた。
念願の第一子を得たマリー・アントワネットは、小さな館と田園風の広大な庭の中で農家風(あくまでも”風”であって、朝から晩まで爪の間に泥が入るほど農業をするわけではない)の暮らしを楽しむ。作り物めいてはいても幸せそうであった。
フェルゼン伯爵に王妃マリー・アントワネットは恋をするのだが、フェルゼンを演じたジェイミー・ドーナンの大きな黒目に、”女は自分を好きにならずにいられない”という甘えと傲慢が覗いていた。黒目の男。
日本では池田理代子の『ベルサイユのバラ』が人口に膾炙しているから、多くの人は観ても置いてけぼりにされることはないに違いない。フェルゼンは実在の人物でオスカルは架空の人物とわかっていても、オスカルはどうした! 男装の麗人は出ないのかと物足りなく感じてしまったが。
本編には関係ないが、余興で皿回しの東洋人の一団(顔を白塗りにした女性)が出てきた。不自然ではないが、やったのがソフィア・コッポラだと思うと、またエキゾチズムを演出するためだけに東洋人を出したな、背景や彩りに使って満足したかと興醒めするのだった。
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