日記、読書、映画。
機械之心
『人類は衰退しました』
2007年 06月 14日 (木) 00:01 | 編集
田中ロミオの『人類は衰退しました』(ガガガ文庫)を読む。
人類は衰退し、代わりに身長十cmの妖精さんたちが地球新人類となっていた。学校を卒業し、故郷の村に戻って調停官の仕事に就いた「わたし」は、妖精さんたちとの接触を試みる。妖精さんは甘い物が大好きなので、罠に甘い物を仕掛けたら簡単に捕まった。
妖精さん……神林長平の小説に出てくる銀妖子みたいなのかと思ったら、それほど不気味ではなかった。得体が知れないことには変わりないのだが、こちらの妖精さんは、楽しいことと甘い物が好きで、驚くと丸まり、恐怖すると失禁する、なんだか小動物のような存在であった。一言で言えば、可愛い。あまり賢くない感じの、可愛さ。幼児や、小さくて人懐こい哺乳類のような可愛さ。読んでいて溜息が漏れた。
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