日記、読書、映画。
機械之心
『女帝 エンペラー』
2007年 06月 06日 (水) 00:01 | 編集
フォン・シャオガン監督の『女帝 エンペラー』を観る。女帝なら empress ではないのか。原題は『夜宴 The Banquet 』、シェイクスピアの『ハムレット』の翻案。
九〇七年、五代十国時代の中国。皇帝が崩御し、その弟(葛優)が新皇帝に即位した。都を離れ仮面劇に熱中していた先帝の息子の皇太子ウールァン(ダニエル・ウー)も戻ってくる。新帝は先帝の皇后ワン(チャン・ツィイー)を妻にするが、皇太子は四歳年下の義母を慕っていた。
権力を手にしようと陰謀渦巻く宮中の、天井の高さ、柱の太さ、宮殿を取り巻く長大な塀、自分が考えた残酷な刑で処罰される男、一族皆殺し……残忍でスケールが大きいところがいかにも中国の歴史物だった。
お仕着せの赤い衣装を着け、頭のてっぺんに髷を二つ結った腰元達が、博物館で見た、古い墓から出た宮女俑のようだった。切れ長の目とふっくらした頬に、唐の風を感じた。
主な登場人物が全員が絶賛片思い中。幽州節度使に注目。
姿を現さない暗殺者がいたのだが、この辺は観る者に委ねられ、想像力を働かせるしかない。名前は呼ばれるが台詞は一つもない(あったかも知れないが聞き逃した)リン(腰元)だったのかも知れない。
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