日記、読書、映画。
機械之心
ディルのパイ
2007年 10月 31日 (水) 00:01 | 編集
フィンランドに行ったのは、連れが『かもめ食堂』を観てフィンランドに興味を持ったからだった。心に乙女が住んでいるらしい。
ヘルシンキで『かもめ食堂』の撮影で使われたカフェ・スオミに行くのだけは勘弁して欲しいと頼んだ。きっと日本人で一杯に違いなく、なんとなく恥ずかしいから。
しかし興味はあるので、車道を挟んで向かいの道を歩いた。「かもめ食堂」とステッカーも貼ってあるし、混んでいた。日本人のような黒い髪のグループが入っていった。やはりヘルシンキに来た日本人はここに詣でるらしい。
アカデミア書店にあるカフェ・アアルトには行った。『かもめ食堂』では、片桐はいりと小林聡美が出会う重要な場所だ。そんなに広くはない。吹き抜けになっている書店の二階なので、東京駅前にある八重洲ブックセンターのカフェに少し感じが似ている。
空いている席に座ったら前と後が日本人客だった。斜め前にもいる。また一人来た。街を歩いていてもほとんどすれ違わないのに、なぜここに集結する。自分も来ているわけだが。
うしろの二人連れは、日本人女性とフィンランド人男性で、この男性の日本語が流暢で、二人の会話は日本語だった。
メニューには英語表記もあり、設計者にちなんだアアルト・パイとコーヒーを注文した。ここはウェイトレスがテーブルまで注文を取りに来てくれるヘルシンキでは珍しい店で、やがて運ばれてきた三角に切り分けられたパイは、炭色だった。真っ黒になるほどディルが入ったパイだった。温められていて柔らかく、卵とバターの香りがして美味しかった。
黒い飴
2007年 10月 30日 (火) 23:01 | 編集
キャンディが一つ、カバンのポケットから出てきた。ヘルシンキのホテルのフロントに置いてあったものだ。放っておくと溶けて不味くなるので、包みを解いて口に入れたらサルミアッキ味だった。しょっぱくて辛くて薬っぽい。我慢してしばらく舐めていたら、しょっぱさの下がほのかに甘いことに気付いた。甘い分、やや破壊力が弱い。
黒いキャンディがチョコレート味でもコーヒー味でもコーラ味でもないことを学んだ。
連鎖
2007年 10月 30日 (火) 00:01 | 編集
帯状疱疹と診断され、薬を服用しながら欧州に旅立ち、処方された薬はドイツで服みきった。
帰国後しばらくして、旅の仲間だった連れが帯状疱疹となった。
体がチクチク痛いと言っているうちに、赤い発疹が出て、そこがただれてきたというので、体の右だけか左だけにしか出なかったら帯状疱疹と教えたら、心当たりがあったようで、速やかに病院で診てもらったそうだ。やはり帯状疱疹と診断され、ゾビラックスではなく、バルトレックスを処方されたとのこと。
エドナ
2007年 10月 29日 (月) 00:01 | 編集
アダム・シャンクマン監督の『ヘアスプレー』を観る。
一九六二年のアメリカ、ボルチモア。高校生の娘を持つエドナ(ジョン・トラヴォルタ)は、大きな体を恥ずかしがって一九五一年以来、サイズが10(日本ならLサイズ?)だった頃以来外出していない。娘のトレイシー(ニッキー・ブロンスキー)は、背が低くて太っているが、ダンスが大好きで、地元テレビ局の「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーに採用される。夢をかなえ、黒人の友達を作り、世の中を変えていこうと前向きな娘に、エドナも外に出るようになる。
主役はトレイシーなのだが、トラヴォルタがあまりにも生き生きとしていた。
字幕は戸田奈津子。日本とはサイズ表記が違うのだから、その辺も翻訳して欲しかった。
冒頭の、六十年代の光景とトレイシーが歌う"Good Morning Baltimore"の明るい無邪気さに目頭が熱くなった。この辺は製作者もわかってやっているに違いない。
楽しく二時間を過ごせた。二十一世紀のアメリカを思い出さなければ楽しいままでいられるが、それは難しい。
地蔵菩薩
2007年 10月 28日 (日) 12:01 | 編集
オリバー・ヒルシュビーゲル監督の『インベージョン』を観る。原作はジャック・フィニィの『盗まれた町』
アメリカでスペースシャトルが墜落する。精神科医キャロル(ニコール・キッドマン)は、患者から「夫がいつもと違う、別人のよう」と相談を受けたり、別れた夫が突然息子に会いたがったのを不審に思っているうちに、周囲の人間が感情のない別人になっていることに気付く。
表情がないのと感情がないのは違うのに、同じことになっていた。無表情でも、何か目的があって、それを達成したいという欲望もあるようだったが、それは矛盾ではないのか。また、感情がなく執着もなくなった人間が増えたため、戦争や紛争がどんどん解決していって世界に平和が訪れて何が悪いのだ、そんなに「自由意志」が大事なのか、ともやもやしながら観た。自分というものの喪失、アイデンティティ・クライシスの恐怖を描かなければ、怖くも面白くもない。
感情がないニコール・キッドマンつながりで『ステップフォード・ワイフ』(フランク・オズ監督)を一瞬思い出した。
キャロルの診療所に、インテリアとして(たぶん)かなり大きなお地蔵さんが置かれていて、目が釘付けになった。
表彰
2007年 10月 25日 (木) 00:01 | 編集
役所から郵便が来て、いぶかしみつつ開封したら、献血の回数が多いので表彰するとのこと。表彰式に参加するか、不参加か、表彰そのものを辞退するか、いずれかに印をつけて回答用紙を送り返すようにと書いてある。
参加しないことはすぐ決めたが、返信するのを忘れていた。昨日、投函した。期日までには届くだろう。
別のところに住んでいた時にも献血で表彰されたことがあるが、記念品として自分の住所と名前が焼き付けられた陶器の表札が届いて処置に困ったものだった。
打ち消し
2007年 10月 24日 (水) 00:01 | 編集
今年の夏はよくモスバーガーを利用したが、そのお返しか、モスの懸賞に当選して配達記録郵便で金券が届いた(実際は受け取れなかったので郵便局に取りに行った)。有り難い。
こないだモスでモスライスバーガー鶏つくね(期間限定)を食べたら、ライスプレートとつくねだけで、オニオンスライスが入っていなかった。なんだか物足りないと思ってはいたが、食べ終わってトレイに敷いてある宣伝紙を見てタマネギ抜きなことに気付き、少しだけがっかりしてしまった。あのミスは金券に免じて許すことにしよう。以後気を付けるように。
V & B
2007年 10月 23日 (火) 00:01 | 編集
日本を発つ少し前に、貰ったけど要らないからあげるとVilleroy & Bochのカップとソーサーをもらった。ニューウェイブという、カップの縁がわずかに立ち上がって帯状となり、それが曲線を描いて胴体につながり取っ手になっている独特なフォルムのものだ。右手でしか持てないが、左手用も売られている。
デパートに行ったときに似たようなカップがあったので近付いたら、同社の販売員(女性)が寄ってきて「ドイツで二百六十年以上の歴史がある陶磁器のメーカー」「一流ホテルでも使われている」「ヨーロッパ生活を経験している人に愛用者が多い」「やんごとなきあの方もお好き」というような情報を教えてくれた。
「私もずっとこのマグを使っているけれど、丈夫。カップスープや小さなインスタントヌードルを食べる時にも重宝している、使い勝手が良い」
ついでに彼女の私生活の一場面まで垣間見てしまったが。
とりあえずビレロイ&ボッホという読み方を知って、欧州へ向かった。機内で『オーシャンズ13』を観たが、この映画にはVilleroy & Bochのカップ(ニューウェイブ)が登場する。ホテルのロビーでコーヒーを飲んでいる場面で一瞬。映画の中ではあのホテルも一流を目指していた。
フランクフルト空港に着き、トイレに行った。便器がVilleroy & Bochだった。さすがドイツを代表するメーカー。ではあるが、ちょっと驚いた。日本で大倉陶園や香蘭社の便器は見たことがないし、INAX やTOTOが作った食器というのも知らないので。
ドイツのあとでフィンランドのヘルシンキに行ったら、ホテルの部屋にあったカップはVilleroy & Bochだった。一流かどうかは知らないが、なかなか良いホテルだった。
アビゲイル
2007年 10月 22日 (月) 00:01 | 編集
スコット・ヒックス監督の『幸せのレシピ』を観る。
ニューヨークの人気レストランの厨房で腕をふるう料理長のケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は仕事一筋で、試食をしてくれる相手もセラピストしかいない。ある日、シングルマザーの姉が急死し、九歳の娘ゾーイ(アビゲイル・ブレスリン)を引き取ることになる。久し振りに職場に顔を出すと、新たにニック(アーロン・エッカート)が雇われていて、ニックはケイトのサフランソースを絶賛する。
突然母を亡くして叔母と暮らすことになったゾーイの、さびしそうで悲しそうで、ときにはものわかりも良いという複雑さがうまく表現されていた。終わってから『リトル・ミス・サンシャイン』の子役のあの子だったのかと気付く。順調に成長しているようだ。
ケイトはどうしてカウンセリングに通わされているのかわからないと言っていたので、これが伏線かと思った。ゾーイは母親と共に死んでいるのに、ケイトは姪と暮らしていると思いこんでいる。同僚達は彼女に同情しており真っ向からは否定しない。ケイトのサフランソースの秘密を知りたがっているニックは彼女に近付き、ゾーイが見える振りをし、やがてニックに心を開いたケイトはサフランソースの秘密のレシピを教える。ふとしたきっかけでニックと喧嘩をし、仲直りしようとしたケイトはニックのアパートを初めて訪れる。そこにはニックの妻子が。「結婚してるって言わなかったじゃない」「君が尋ねなかったから」……という話になるのではないかとはらはらしながら観た。
最近の、日本で公開されるアメリカ映画を観ていると、キャリアを積んで出産の時期を逃している女性が、子どものいる男性と結ばれる・男性と結ばれ、親のいない子どもを引き取るという展開が多いように思う。時世を反映しているのだろうが、カップルに子どもがいて家族が完成するという信仰のようなものも感じる。
とりぱん
2007年 10月 21日 (日) 20:01 | 編集
とりのなん子の『とりぱん 第1巻』(ワイドKCモーニング)を読む。
東北地方に住む主人公(独身女性)の家では、冬の間、庭に餌台を設けている。そこには色々な野鳥が訪れては鳴いていく。糞もする(植物の種子入り)……主人公一家のトリや自然との距離感が絶妙。根がしっかり張られていて、やることの芯がぶれていない人達だと思った。何年も根気よくスズメに餌をやり続けたから、珍しい野鳥も来るようになったのだし。
野鳥のための餌台を設ける……というと、カラスは来ないのだろうか、猫が鳥を狙ったりしないのだろうかと心配したが、そのあたりの問題は解決していた。カラスは体重があるので野鳥用の餌の皿に留まれず(一度ひっくり返って懲りたようだ。賢い)、餌台に高さがあるので猫が襲う心配はなかった。地面でおろおろしている鳥はともかく。
グ印関西
2007年 10月 18日 (木) 00:01 | 編集
グレゴリ青山の『グ印関西めぐり 濃口』(メディアファクトリー)を読む。
京都出身、京都在住のグレゴリ青山による関西案内。
滋賀県は影が薄い。
関西国際空港の展望ホールにあるレストラン”レジェンド・オブ・コンコルド”では機内食が食べられるらしい。気になる。
グは一時期和歌山の山の方に住んでいたのだが、「和歌山再訪紀行」で、当時は近所の人たちに親切にしてもらったが「地元に根をはる人たちとはどことなく壁があった」と告白していたのが印象に残った。
メルセデス
2007年 10月 17日 (水) 08:01 | 編集
ギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』を観る。
一九四四年、スペイン。少女オフェリアは、臨月の美しい母と共に母の再婚相手のビダル大尉が駐屯している山間部にやって来る。継父は冷酷な男だった。孤独なオフェリアのまえにパンが現れ、オフェリアは地下の王国の女王の生まれ変わりで、三つの試練を果たせば国に戻れると告げる。
孤独な少女の空想は美しいが、現実は厳しく辛い。『ガラスのうさぎ』とか『火垂るの墓』のような戦時映画。
オフェリアが暮らすことになるのは森の中で、そこでは土地の女達が働いており、メルセデスという女に大尉は心引かれているように見えた。少し前、メルセデス・ベンツという社名は娘の名前にちなんでいるそうだが、メルセデスという名前はあまり聞かないという会話をしたばかりだったので、映画が始まってすぐに「メルセデース!」と名前を呼ばれて、それは一般的な名前だと誰かから回答された気がした。
Kukkamaito
2007年 10月 15日 (月) 00:01 | 編集
フィンランドは、コーヒーとロウソクの個人あたりの消費量が世界一、アイスクリームは欧州一の国だ。スターバックスはないが、Robert's Coffee というチェーン店があちこちにあるし、コーヒーショップ(セルフサービスで、コーヒーも自分で注ぐ。器はアラビア社が多かった)も多い。日暮れにはカフェやレストランのテーブルにロウソクが灯される(ベトナムの田舎に行くとしばしば停電するのでロウソクで食事をすることもあったが、ヘルシンキの電気事情は悪くない)。十月ともなると寒いのでさすがに外でアイスクリームを食べている人は見かけなかったが、屋内では見た。
フィンランドではアイスを食べなくてはと思っていたので、スーパーでペンギンのマークが可愛いアイスクリームを買って食べた。値段は日本円で百〜二百円くらいか。川べりのベンチで食べたが寒かった。美味しかった気がする。
pen.jpg

そのペンギンアイスのValio社のカフェ、Valion baari (英語ではValio Bar)がヘルシンキ中央駅近くのKamppiというショッピングセンターにあったので入ってみた。バスセンターに隣接しているので持ち帰れるサンドイッチ、ペットボトルの飲み物が充実していたが勿論アイスクリームもある。スーパーで売っているような個別包装のものと、カップやコーンにすくってくれるアイスクリーム、そしてソフトクリーム。アイスクリームの種類は十種類ほどで、ヴァニラにナッツが入ったものを注文。二.五ユーロ。店員がスプーンを巧みに使い、アイスクリームの玉を雪だるま式にみるみるうちに拳ほどの大きさにしてコーンにのせてくれた。
アイスクリームは甘みは強くないが濃厚で口内で溶けるとなめらか、入っているナッツも香ばしい。店内の丸テーブルで食べたが、スツールの支柱が真っ赤で、先(床に着いている部分)がトリの足のように五つに裂けていた。店員のエプロン、持ち帰り用の紙袋、紙ナプキンなどは白地に青と水色の乱菊のような花模様がプリントされていて、良いと思った
(公式webサイト http://www.valio.fi/baari/
によると、インテリアデザインはデザイナーのPaola Suhonenの手になるもの。上に書いた「乱菊のような花模様」は、Kukkamaito 英語でFlower Milk というパターンだそうだ。webサイトの背景がそれ。)

ここの店員は若い女性でアイスクリームの種類を英語で説明してくれたりしたが、ややぶっきらぼうだった。しかし食べ終わって帰る時に"kiitos"(ありがとう)と言ったら笑顔を見せてくれた。フィンランド人は英語が話せる人が多いので失念していたが、外国人に外国語で接客するのに緊張していたのかもと思い当たる。笑顔で可愛さ八割り増し。というかめちゃくちゃ可愛く見えた。
傾注!
2007年 10月 12日 (金) 00:01 | 編集
ドイツに行く前に少しドイツの勉強をしようと思い、結局それほどしなかったが『どくそせん』はちょっと読んでみた。パンツ丸見えだった。Achtung(傾注)という言葉を覚えた。
ドイツのフランクフルト空港に着いて、パスポートコントロールの「EU以外」と表示のある窓口に並んで待っているときに、アナウンスが流れた。
"Achtung..."
ドイツ語なので何を言っているのかはわからなかったが、耳を傾けてしまった。そのあと英語で "Attention please " と言っていた。なるほど、こういう時に使うのか。
DB(ドイツ鉄道)にも乗ったが、車内放送でも聞いたし、出入り口近くの注意表示にも ACHTUNG! と記されていた。ちなみに発音はアハトゥ(ンク)で、ンは多くても半分位しか聞こえなかった。
覚えたばかりの言葉を見聞きすると、楽しい。ドイツ人相手に使うことはない言葉だが。
Oktoberfest
2007年 10月 11日 (木) 00:01 | 編集
ミュンヘンで毎年恒例のオクトーバーフェスト、今年は九月二十二日から十月七日までの開催。週末はすごい混雑だろうと、平日の午前中に出掛けた。
ミュンヘンに乗り換え無しで行く列車に乗るため午前八時に駅に着いたら、もう浮かれた連中が駅に集まっていた。ビールは現地まで我慢するのか、ワインを飲んでいるグループもある。男は半ズボンに帽子、女は白いブラウスにウエストを締めて胸元が強調されるジャンパースカートにエプロン。ピンクのスカートだからとピンクのタイツをはいている人もいる。イベントで民族衣装を着てしまうのは日本人が花火大会で浴衣を着るようなものか。外は冷えるので地味なコートを着ている人がほとんど。
だらだらしているうちにミュンヘン到着。雲行きが怪しいと思っていたが、ミュンヘンは雨だった。息が白い。駅を出て、右へ、人波に乗っていくと十分位で着くと聞いていたが、駅でうろうろしていたらもう誰もいない。信号が青になるタイミングに乗って真っ直ぐに行ってしまい、適当なところで右に曲がったら、会場には着いたがテントの裏の方からの入場となった。寒いし遊具は動いていないし、売店には閑古鳥が鳴いている。特にアイスクリームの屋台は目を覆わんばかりである。平日だし雨だから仕方がないと思っていたが、会場内にいくつもある、ブルワリーがやっている仮設レストランの一つ(アウグスブルクの醸造所のだったか?)に入ったら満員。千人(もっと?)もの声がわんわん響いている。指定席は空いているが自由席は満員。人と触れ合えずに歩けるだけまだ余裕があるが、席は空いてない。ぐるぐる歩いて、丁度空いた席にすかさず座る。十人掛けのテーブルの真ん中。隣は連れだが反対側の隣とはす向かいはセクシーな「アルプスの少女ハイジ」といった感じの女性、前はイタリア人。しばらくすると店員が注文を取りに来たので、ビールを注文し、届けられたらその場で現金払い。1リットルで八.四ユーロ。まずは乾杯。知らない人ともガチャンガチャンとジョッキをぶつける。寒くて歯の根が合わない。イタリア人の英語がよくわからない。自由席は分煙されていないので煙い。音楽が鳴って乾杯タイムがやって来るたびに乾杯。何か温かい物を食べたいが、両脇が狭くて上手にナイフとフォークを使えそうにない。見れば、ミュンヘンソーセージ(茹で汁に浸かったまま供される白くて太いソーセージ。皮を剥いて食べる)を上手に食べている人もいるが。
ビールを飲み干して、隣の人に退いて貰って席を立ち、手を振ってテュースと別れの挨拶をしてテントをあとにする。ドイツ軍とイタリア軍に挟み撃ちにあい、兵力不足のため隙をついて移動。これは退却ではない。
雨はまだ降っていて、寒い。雨をものともせずドイツ人が嬉々として乗り込んでくる。鶏と家鴨の丸焼きを売っている屋台(屋台といっても庇もある大きく立派なもの。トリの丸焼き機が据えられ、たくさんのトリがグルグル回りながら焼かれている)で、鶏の丸焼きの半身を買う。七ユーロ。大変な美味。ついでホットドックの屋台で、カレーヴルスト(カレーソーセージ)を頼んだら、「スパイシーOK?」とメッチェンが聞くので、先刻承知と答えたら、半メートルのソーセージが挟まれた長いホットドッグが出てきた。四.五ユーロ。周りを見ると全員これを立ち食いしている。英語を話す若い男が「オレのアレもこれくらいだぜ」と言って友達に無視されている。パンは硬めのバケットで、香ばしい。いける。軒下で食べているとどこかのマダムに「あなたの食べてるそれ、なに?」と聞かれたので、メニューを適当に読んだら察してくれた。美味しいよとも言っておいたが、ふと気付くとマダム達は三人位で来ていたが、雨をよけるために全員がビニル袋をシャワーキャップのように被っていた。被ったまま長いホットドッグを食べていた。
手をベタベタにしたまま、ミュンヘン駅に向かうが、うっかり遠回りしてしまう。ビールと寒さで尿意を催すがトイレはない。駅は遠い。会場にあったのにと後悔しつつ歩く。金網の上で転んで、通りすがりのドイツ人に傘を拾ってもらう。ミュンヘン駅の端に到着し、有料トイレを使う。スターバックスでホットのラテを買って列車に乗り込む。
オクトーバーフェスト、おまえには負けたよ。
二〇〇八年は九月二十日から十月五日までの開催。
http://www.oktoberfest.de/
(文中の金額はあやふや)
LAPIN
2007年 10月 10日 (水) 08:01 | 編集
期間限定のフィンランドカフェに行く。
http://www.finlandcafe.com/

喫茶も出来るし、フィンランド製品の買い物も出来る。セミナーとかワークショップとかもやっているらしい。
連休なので混んでいて、喫茶店に入るのに名前を預けてしばらく待った。待つ間に売店に入って物色。バッグや洋服はあったが、トナカイの毛皮はなかった。ピクニックマットが良いと思ったが二万四千円。無料で配っている大判の情報紙が読み応えがある。そのうち名前を呼ばれ、外で注文をして代金を払ってから、席に着く。フィンランドの代表的なビールLAPIN KULTAを飲む。明治屋が輸入しているようだ。グラスはイッタラ。
帰りに売店に寄ったら、さっきまで沢山あったように見えた黒パン(黒くて、四角くて、みっしりしていた)は無くなっていた。
最終日にやるフリーマーケットの入場整理券をもらい、Fazerのチョコレートを買って帰る。

lapin.jpg

Fazer
2007年 10月 09日 (火) 00:01 | 編集
サルミアッキやラクリッツ、Geishaチョコレートといった菓子でその名を知ったフィンランドのFazer(ファッツェル)社だが、スーパーマーケットに行ったら同社のパンが山積みになっていた。パンでも市場を席巻しているのか。このぶんだと、フィンランド軍にもFazer社が戦闘糧食を納めている気がする。
フィンランドを離れる朝、近所のスーパーで丸くて平べったい黒パン(ライ麦パン)四個入りのを一袋買ったが、同じものがヘルシンキ・ヴァンダー空港のStockmannでも売られていた。しかも消費期限がスーパーのものよりも先になっており新鮮。ぶらぶらして(またトナカイの毛皮にひっかかったりした。ちなみに到着と出発が同じフロアなので到着した時に見た毛皮はここのもの)戻ってくると、一袋しか残っていない。これは買わなくてはという気になり、買う。手荷物なので日本に帰るまでずっと手元から甘酸っぱい匂いが漂っていた。

fin01.jpg

画像はホテルの朝食で食べた黒パン。円い方は大きなビスケットのようで、厚みは二センチほど、あらかじめスライスされているところを開いてバターを塗り、ハムやチーズをのせたり挟んだりして食べるらしい。
テレビニュースでも小学生が給食でバターを塗って食べているのを見た。男の子が何か感想を述べていたがフィンランド語なのでわからなかった。(「美味しい」じゃないかと思う)

旅の終り
2007年 10月 08日 (月) 22:01 | 編集
日本に戻って自宅の近くの駅に着いたら、雨上がりで路面が湿っていて、空気に嗅いだことがある匂いがした。なんの匂いか思い出せなかった。肌寒いがヘルシンキよりは温かいし、湿度が高い。
リンガーハットで期間限定の4種のきのこのちゃんぽんを食べて、再び外でその匂いを嗅いで思い出した。金木犀だ。
ということは日本にも秋が来たのか!
さらば誘惑
2007年 10月 05日 (金) 00:01 | 編集
(承前)
デパートでトナカイの毛皮を検分した。
これはお買い得かもしれない。フィンランドの格好の土産なのは確かだ。だがしかし、自宅にはこれを敷くに相応しい囲炉裏端も暖炉もない。寒くなったら布団の一番上に掛けて寝ると良いかもしれないが、毛皮が必要なほど寒くはならない。着たらまたぎになってしまう……と色々と考え、買うのを止めた。
ran.jpg

画像は、ヘルシンキ中央駅前のデパートSTOCKMANNのお土産コーナーに積んであったトナカイの毛皮。

毛皮といえば、港のマーケットで、着た人を『銀河鉄道999』のメーテルにしてしまう帽子とコートが売られていた。値段はトナカイの比ではなかった。
甘草グミ
2007年 10月 04日 (木) 01:01 | 編集
サルミアッキというフィンランドのお菓子を食べた。甘草が入っていて、黒くて小さくて、グミに似た食感で、しょっぱい。苦い。やや辛い。インド料理屋のレジ近くにサービスでおいてあるハーブ(フェンネルのタネ)に後味が似ている。
sal.jpg

サルミアッキと同じFazer社のGeisha(芸者?)というお菓子は、普通のチョコレート。ヘーゼルナッツのクリーム入り。
毛皮の誘惑
2007年 10月 04日 (木) 00:01 | 編集
ドイツのある応接間で、床に鹿の毛皮が敷いてあるのを見た。(壁には鹿の角)
美味しいバターをつけたプリュッツェルをご馳走になりながら、狩猟民族だなあと感心していたが、フィンランドのヘルシンキ空港でトナカイの毛皮を売っているのを見て、なぜか急に欲しくなった。
ヘルシンキのデパートでは一枚が七十六ユーロで売られていた。

物価高
2007年 10月 03日 (水) 23:01 | 編集
欧州ではコーヒーとライ麦パンはどこでも美味いが、物価は高い。
散歩している犬は大型のものが多く、総じてしつけが良い。ドイツのシェパードは意外に顔が細い。
猫は見なかった。ドイツで一度だけ鳴き声を聞いた。
横並び
2007年 10月 03日 (水) 22:01 | 編集
欧州に来ている。
石畳を乳母車(ドイツ語ではキンダーワーゲン)が力強く移動するのを見る。
二人用のもよく見かけるが、シートは横並びがほとんど。まれに前後のものを見る。

bitte
2007年 10月 01日 (月) 05:01 | 編集
"Bitte Keine Werbung"
(広告チラシお断りします)
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