日記、読書、映画。
機械之心
赤いしげき
2007年 06月 30日 (土) 00:01 | 編集
赤いしげき いちご楽夢音(ラムネ)
ガラス瓶、二百ml、百三十八円(税込み)
北海道豊浦産の苺と苫小牧御前水域の名水で作られた、赤いラムネ。イチゴの味と香り。炭酸は強め。果汁一%未満。このラムネ瓶に入っていたビー玉も青かった。
ラムネのあて字が、七十年代のペンションのよう(オーナーは脱サラ)だが、そのペンションも長続きし、今では健康食の宿として中高年に人気かもしれない。
製造者は北海道苫小牧市の株式会社丸善市町。
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『るんびにの子供』
2007年 06月 29日 (金) 00:01 | 編集
宇佐美まことの『るんびにの子供』(幽ブックス)を読む。短編集。表題作は第一回幽怪談文学賞短編部門大賞受賞作。
いずれの作品にも言えることだが、日常描写・心理描写が巧みで、予定調和を許さない。登場人物に寄り添って読んでいると、足下をすくわれ、思わぬ所に着地し、ぞくりとさせられる。
ナン・タコス
2007年 06月 28日 (木) 00:01 | 編集
モスバーガーで、期間限定のナン・タコス ホットスパイシーを食べる。
ナンにタコスミートとレタス、トマトの生野菜、辛いソースがかかっている。ソースは辛いがさっぱりしている。あつあつのナンがもっちりしており、食べ応えがあってなかなか美味しい。
カロリーは意外に低く285kcal。ちなみに、はなまるうどんのかけうどん(小)が275kcal、マクドナルドのハンバーガーは250kcalだが、栄養のバランスはナンタコスの方が良い。ファストフードの中では、だが。
『曇り時々ラテ』
2007年 06月 27日 (水) 00:01 | 編集
ジェイン・アン・クレンツの『曇り時々ラテ』(中村三千恵・訳、二見文庫)を読む。
アメリカ、シアトル。結婚披露宴の当日に花嫁に逃げられたサム・スタークは、今をときめくスターク・セキュリティ・システムズの若き社長。料理のケータリングを請け負っていたライトタッチ・ケータリングのデズデモーナ・ウェインライトは、無駄になった料理の代金をスタークから回収するが、オタクで冷静なスタークと、演劇人一家(何事に関しても大袈裟でロマンティックな人々ばかり)の中で育ったデズデモーナは惹かれ合う。
しまった、ミステリだと思っていたらロマンス小説だった。ミステリの要素はないとはいえないが、メインではないし、カフェ・ラテの出番は一回くらいしかなかった。そもそも原題は"TRUST ME "だし。
原書は一九九五年に出版されているが、コンピュータに関する言葉の使い方に疑問を感じる部分があった(「コマンド」の使い方とか)。これは訳者ではなく作者の問題だが。
スタークは金縁眼鏡にコーデュロイのジャケットを着ていて、オタクオタクと蔑まれているが、若き日のビル・ゲイツを想像してはいけない。黒髪で長身、身体も鍛えているし、特殊技能もカネもある。オタのぎこちないロマンスを期待すると肩透かしをくらう。
『舞妓Haaaan!!! 』
2007年 06月 26日 (火) 00:01 | 編集
水田伸生監督の『舞妓Haaaan!!! 』を観る。
修学旅行で行った京都で舞妓に出会って以来、お茶屋遊びをしたことはないが、大の舞妓好きの鬼塚公彦(阿部サダヲ)。京都支社勤務となり、長年の夢である「舞妓さんと野球拳」がかないそうになるが、お茶屋で出会ったのプロ野球選手の内藤(堤真一)にライバル心を燃やす。一方、鬼塚にふられた富士子(柴咲コウ)は、京都の置屋で舞妓修行を始める。
おもしろ可笑しい。お茶屋の女将の真矢みき(和服が似合うのにダンスもお上手)、医者の北村一輝、西陣の旦那の植木等など、出番の少ない役者も楽しそうだった。植木等は髭紬の羽織を着た粋な老人で、バックに流れる音楽も三味線の「スーダラ節」、舞妓と二言三言会話するだけなのだが、かろみがあるのに独特な感じ。植木等は亡くなったばかりなので、つい特別な気持ちで見てしまったのかも知れない。
置屋の娘で舞妓の駒子が、地味ながら整った顔で、振り袖も日本髪も似合っていて良いと思っていたら、小出早織だった。白塗りだったので『ケータイ刑事(デカ)』の銭形雷とは気が付かなかった。舞妓の駒富士になった富士子に気が付かない鬼塚を笑えない。
本編前に上映された予告編に『怪談』があり、面白そうだった。黒木瞳は想像した通り、美しくて凄味があった。豊志賀の遺書がチラッと映ったが、あれがそうかとぞっとした。
怪談落語
2007年 06月 24日 (日) 18:01 | 編集
渋谷で行われたイベント、Candle Night 2007■URBAN CHILL■へ行き、柳家三三(さんざ)の落語「豊志賀の死」(『真景累ヶ淵』より)と「死神」を暗い電灯と蝋燭の明かりで聞く。『真景累ヶ淵』の方はもうじき公開される映画『怪談』(中田秀夫監督)の原作なのだが、聞きながら豊志賀の熱い息と冷たい手を感じるようで、その姿は黒木瞳で目に浮かんだ。自分も観客も引き込まれていた。「死神」は「豊志賀の死」よりはずっと気楽に笑いながら聞いた。大小の蝋燭の炎の中で聞く「死神」は格別。なまの落語は久し振りだったが、楽しかった。
Candle Night というのは、夏至の夜に電灯を消し、ロウソクを灯して電気に感謝をする祭、ではないがそういうイベントで、終わってから、「もし、この二時間、あなたが自分の家にいてエアコンを使っていたとして、本日の来場者は八十五人なので**kwの省エネになります」というようなことをアナウンスしていて、あながち間違ってはいないが、大雑把すぎる。(趣旨が伝わればいいのでそれほど厳密になる必要もないが)
観客をきちんと楽しませようという姿勢が伝わる、センスの良いイベントだった。
『なまなりさん』
2007年 06月 23日 (土) 09:01 | 編集
中山市朗の『なまなりさん』(幽ブックス)を読む。
沖縄出身の映像プロデューサーで退魔師の伊藤礼二が、二日に渡って中山に語った、ある怖ろしい事件の顛末。なまなりさんとは怨霊、生き霊のこと。
横恋慕され、ひどいいやがらせをされ続けた挙げ句、怨みを遺して自殺した沙代子という女がいた。彼女の死後、いやがらせをした女達(姉妹)に次々と災いが降りかかる。
伊藤の語りをそのまま書いたのかも知れないが、最初、沙代子を大和撫子と表現していて、他人の服のほころびまでわざわざ指摘して繕うのが? と妙な違和感があった。その感覚はずっと続き、語られていない沙代子にも何か背景があるのでは、家系に何か怖ろしい曰く因縁があるのではないかと思った。彼女を死に向かわせ、怨霊たらしめようとした大きな存在が。
実話と言いながら、ところどころで妙なリアリティのなさに興を殺がれることもあったが、興味深く、恐がりながら読んだ。
最後のページで『なままりさん』と誤字になっていて、脱力した。なにも最後の最後で。
スパイラル
2007年 06月 20日 (水) 07:01 | 編集
寄せ植えの中に一株だけある白いネジバナ(ラン科)が花茎を伸ばしてきた。一週間ほど遅れて、標準ネジバナも花茎を伸ばす。花序が螺旋を描く。

四月に蒔いた姫柿は芽を出さない。播種した時期が悪かったのだろう。それとも「はやく芽を出せ柿の種」と歌わなかったからか。腐っているかも知れないので捨てようと表土から覗くカキノタネを掴もうとしたら手応えがある。発根していた。少なくとも二つ。あわてて埋め戻す。
献血
2007年 06月 19日 (火) 00:01 | 編集
献血ルームで成分献血をする。血小板。始終問題なし。
献血の後、モスバーガーでホットドッグとライスバーガー海鮮かき揚げを食べる。
梅雨に入ったとたんに晴れが続いている。


プルーフ版
2007年 06月 18日 (月) 00:01 | 編集
読者モニターに当選したので、発売前のシャン・サの『美しき傷』の仮綴本(プルーフ版)が届き、読んでいる。プルーフ版とは、本文にアート紙の表紙がついただけのもので奥付もない。
読んでアンケートに答えると謝礼としてハードカバー版が貰えるらしいが、木曜(十五日)に届いて、月曜(十八日)が締め切りというのはちょっと厳しい。既に本文が手に入ったのでハードカバー目当てに無理に急いで読むこともないのだが、期待に応えなければという義務感に駆られてしまう。遅れても回答はする。
内容は、東征を続けるマケドニアの英雄アレクサンドロスとアマゾネスの女王との、運命の、禁じられた恋。イマジネーションを駆使し、シャン・サらしい流麗な文章が連なる長編。
アジアで初のワールドコン
2007年 06月 17日 (日) 10:01 | 編集

<世界SF大会>8月に横浜で開催へ アジアで初
6月15日20時34分配信 毎日新聞

 世界中からファンが集まるSFの祭典「第65回世界SF大会」が8月30日〜9月3日、横浜市のパシフィコ横浜で開かれることが15日、発表された。アジアで初めての開催。「第46回日本SF大会」と併せて行われる。同大会は1939年からほぼ毎年アメリカを中心に欧州などで開催されている。


誰が発表したのだろう。<Nippon 2007>実行委員会だろうか。
この記事を読むと、今年の世界SF大会(ワールドコン)の日本開催が昨日今日決まったようではないか。そんなわけないのに。
巨峰サイダー
2007年 06月 16日 (土) 09:01 | 編集
巨峰サイダー
ガラス瓶、三百ml、二百七十円(税込み)
拍子抜けするほど甘くなく、飲んだ後、口の中がベタベタしない。ほのかな巨峰の香り。果汁入り(一%未満)。
山梨の大和葡萄酒株式会社製造。
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『300』
2007年 06月 15日 (金) 01:00 | 編集
ザック・スナイダー監督の『300 スリーハンドレッド』を観る。原作はフランク・ミラー。
紀元前四八〇年。スパルタのレオニダス王(ジェラルド・バトラー)の元にペルシアの使者がやってきて、土と水(スパルタ国)を差し出せと告げるが、断り、無礼なのでその場で手打ちにする。これでペルシアが攻めてくることは火を見るよりも明らかだが、議会は派兵に反対する。王はスパルタ軍の三百人だけを引き連れて戦いに赴く。
予告編を観た時から、わくわくしていた。一番面白いのは予告編で、観てがっかりすることも多いが、それでも良いと思った。面白かった。黒パンツに赤マントのスパルタ兵(産まれた時から選別され、歩けるようになると鍛えられ始める)が屈強で勇敢で格好いい。生まれるならスパルタではなくアルカディアの方が良いが。
疲れを知らぬスパルタ兵だが、何を食べていたのだろうか。ドライフルーツとかだったら、キャッチコピーを付けて売れそうだ。「スパルタ兵のスタミナ源はナツメヤシ!」みたいに。
空を暗くするほどの無数の矢が放たれる場面が何回かあったが、あれは『HERO 英雄』(張謀藝監督)を観た監督が(ああいうのやりたい、もっとたくさん)と考えたからだろうか。
クセルクセスを演じたロドリゴ・サントロは『ラブ・アクチュアリー』に出ていたそうだが、声も特殊効果で変わっていたし、身長も二m以上ありそうに見えたし、坊主だし、メイク(眉が黒く細く描かれている。アイラインもくっきり)とアクセサリー(全身にチェーンがじゃらじゃらで、顔にも複数のピアス)で、全然わからなかった。
『人類は衰退しました』
2007年 06月 14日 (木) 00:01 | 編集
田中ロミオの『人類は衰退しました』(ガガガ文庫)を読む。
人類は衰退し、代わりに身長十cmの妖精さんたちが地球新人類となっていた。学校を卒業し、故郷の村に戻って調停官の仕事に就いた「わたし」は、妖精さんたちとの接触を試みる。妖精さんは甘い物が大好きなので、罠に甘い物を仕掛けたら簡単に捕まった。
妖精さん……神林長平の小説に出てくる銀妖子みたいなのかと思ったら、それほど不気味ではなかった。得体が知れないことには変わりないのだが、こちらの妖精さんは、楽しいことと甘い物が好きで、驚くと丸まり、恐怖すると失禁する、なんだか小動物のような存在であった。一言で言えば、可愛い。あまり賢くない感じの、可愛さ。幼児や、小さくて人懐こい哺乳類のような可愛さ。読んでいて溜息が漏れた。
『女帝 我が名は則天武后』
2007年 06月 12日 (火) 00:01 | 編集
シャン・サ(山颯)の『女帝 我が名は則天武后』(吉田良子・訳、草思社)を読む。
中国史上唯一の女帝、武后の生涯を、中国人のシャン・サがフランス語で書いたものの日本語訳。
偶然に後宮に入ることになった少女・照が、好機を生かし才覚で権力の頂点に登りつめていく様が艶めかしく描かれる。サクセスストーリーを読んだという爽快感はないが、数奇な運命を辿って権力の中心に据えられた女性の生涯を読んだ満足感がある。強大な帝国を制御する快感と引き替えに、満たされぬものが常につきまとう照の人生だったが。
人の命が有限で、老いは遅らせることは出来ても、退けることは決して出来ないことを思い知らされる。
ところで、「和紙を二重に張った窓の向こうに見える半透明の世界では、雪片が灰色の斑点となって降っていた」という文中の「和紙」は適訳ではないような気がした。遣唐使が来るようになっていたので、文字通りの日本の紙なのだろうか。ものとしては障子紙だと思うので唐紙(からかみ)?
レモン梅酒
2007年 06月 11日 (月) 00:01 | 編集
梅酒を漬ける。
青梅一kg(曽我の梅とあったので「白加賀」か)を、二つの容器に分け、片方は氷砂糖と和三盆とワホイトリカーで、もう片方は国産レモン(一個)の皮を剥いて輪切りにした実と、皮、氷砂糖と和三盆とホワイトリカーで漬ける(レモンは何日かしたら引き上げる)。
一昨年(二〇〇五年)は氷砂糖と黒砂糖とホワイトリカー、昨年(二〇〇六年)は氷砂糖と玉砂糖(再生糖)とホワイトリカーで漬けた。去年のはまだ飲んでないが、一昨年のは美味しく出来た。
梅酒を作るのは面白いが、あまり飲まない。飲みたくなった時に備えている。乾パンを仕舞っておくように。
『天使の牙から』
2007年 06月 09日 (土) 09:01 | 編集
ジョナサン・キャロルの『天使の牙から』(浅羽莢子・訳、創元推理文庫)を読む。
末期の白血病を患う元テレビスターと、絶頂期に引退した女優の二つの人生が描かれるのだが、この二人の人生がどこで交わるのか興味を持って読み、驚き、キャロルの技に翻弄された。
病状は落ち着いてはいるが死がそれほど遠くないところにいる人間の生活に、恐怖と悲しみで心を揺さぶられ、幼い頃、怖い夢を見て夜中に目が覚め、「おとうさんとおかあさんがしにませんように」と誰かに祈ったことを思い出した。未読だけれど伊坂幸太郎の『死神の精度』のことも。死神が登場するという繋がりからだが、キャロルの死神と伊坂のそれは全然違う。伊坂はかつて『天使の牙から』を読んで、自分なりの死神を作り上げたのではと想像した。大した根拠はないが。
キャロルの作品では、ゲイは良い人で、女性が酷い目に遭うというパターンがあり、今回もそれが踏襲されていた。読んでいる時は夢中で、気が付いたのは読み終わりそうになってからだったが、女性もやられっぱなしでなかったのが救いであった。
いやな気持ちになるが、魅力も多い傑作。
歯科検診
2007年 06月 07日 (木) 00:01 | 編集
半年ぶりに歯科で検診とクリーニング。若干の色素沈着はあるものの、虫歯はなし。歯石もそれほどないとのことで、クリーニングにも時間はかからなかった。
歯科助手が新人らしく不慣れで、歯科医が「そんなことしないで。同じ事を何十回言わせるの」と低い声で叱責していた。珍しいというか、初めて聞いた。何かを持ってくるようにと言われても「え?」と言ったきりで立ちすくむ気配がし、同じ事を三回位言われていた。
歯科医もやりづらく、歯科助手も居づらい感じだった。
『女帝 エンペラー』
2007年 06月 06日 (水) 00:01 | 編集
フォン・シャオガン監督の『女帝 エンペラー』を観る。女帝なら empress ではないのか。原題は『夜宴 The Banquet 』、シェイクスピアの『ハムレット』の翻案。
九〇七年、五代十国時代の中国。皇帝が崩御し、その弟(葛優)が新皇帝に即位した。都を離れ仮面劇に熱中していた先帝の息子の皇太子ウールァン(ダニエル・ウー)も戻ってくる。新帝は先帝の皇后ワン(チャン・ツィイー)を妻にするが、皇太子は四歳年下の義母を慕っていた。
権力を手にしようと陰謀渦巻く宮中の、天井の高さ、柱の太さ、宮殿を取り巻く長大な塀、自分が考えた残酷な刑で処罰される男、一族皆殺し……残忍でスケールが大きいところがいかにも中国の歴史物だった。
お仕着せの赤い衣装を着け、頭のてっぺんに髷を二つ結った腰元達が、博物館で見た、古い墓から出た宮女俑のようだった。切れ長の目とふっくらした頬に、唐の風を感じた。
主な登場人物が全員が絶賛片思い中。幽州節度使に注目。
姿を現さない暗殺者がいたのだが、この辺は観る者に委ねられ、想像力を働かせるしかない。名前は呼ばれるが台詞は一つもない(あったかも知れないが聞き逃した)リン(腰元)だったのかも知れない。
ワインとウラン鉱物
2007年 06月 05日 (火) 00:01 | 編集
ミネラルフェアのプログラムブック(というのだろうか、入場の時にもらったカラーの冊子)を読んでいたら、堀秀道の書いたギルバート J.ゴチエ氏(一九二四〜二〇〇六)を追悼する文章が載っていた。
故人を紹介しつつも賞賛しすぎない、短いが良い追悼文だ。
その一部を引用する。
 
「昔、パリ郊外の住居を訪問したことが思い出される。パリジェンヌの奥様にお会いし、おいしい白ワインをちょうだいした。地下の倉庫にワインとウラン鉱物が置かれていたから、ワインは一層おいしくなり、ゴチエ氏も若々しかったのかもしれない。」
『七面坂心中』
2007年 06月 04日 (月) 00:01 | 編集
水沫流人の『七面坂心中』(幽ブックス)を読む。第一回幽怪談文学賞長編部門優秀賞受賞作。
二十世紀の終わり、平成の初め頃の東京。リストラされてチラシ配りをしている済(わたる)は、墓場で美しい女に出会い、強く惹かれる。冷たい物しか出さない居酒屋で覗きの名人・千さんと知り合った済は、千さんに弟子入りし、覗きの奥義を伝授される。
主人公が怪異に遭い、その原因を探り、一応の解決を見せるという話に慣れていたので、どんな風に展開するのか予想がつかなかった。物語といい登場人物といい怪しげで、まさに怪談。
江戸時代に、恋する男に一目会いたくて火付けをした八百屋お七の業が現代まで綿々と続いていると考えると、綾羽と香津子、登場する二人の女はお七と同じ丙午(ひのえうま)の生まれな気がした。水沫の中ではそういう設定なのかも知れない。
東京国際ミネラルフェア
2007年 06月 03日 (日) 10:01 | 編集
新宿で開催中の第二十回東京国際ミネラルフェア(六月一〜五日)に行く。
開場して間もない時間に行ったので、混んではいるもののまだ少し余裕がある。が、「駄目だ、人が多すぎて気持ち悪い」「すごい混んでる」と小さく悲鳴を上げている人たちが多数。午後になるともっと混むよ、と心の中で話し掛ける。会場を一回りして縞のあるメノウと、ヘマタイト入りの水晶などを買う。
人混みの中で堀秀道先生をお見かけする。お元気そうでなにより。
硬玉を扱うディーラーから、色も大きさも見事な勾玉を複数買っている人が居て、どこの豪族だと思った。
送料無料
2007年 06月 01日 (金) 07:01 | 編集
田中ロミオの『人類は衰退しました』(ガガガ文庫)が面白いらしいと小耳に挟み、人に聞いて確認して読む気になったものの、書店をまわっても発見出来なかった。ガガガ文庫の中でも、これだけがどこに行ってもなかった。
奥の手でネット書店を頼ったが、送料がかかるので、つい送料無料になるように他の本も注文してしまった。店頭で見たら買っていたかどうか。
『中国の食文化研究 山東編』(辻学園調理・製菓専門学校)千五百円(税込み)。
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